- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2021/10/21 (木)
便秘と東洋医学
便秘の90%を占める機能性便秘は鍼灸治療の適応です。
合谷・足三里・天枢・大腸兪といったツボは便秘に対してよく使うツボです。
加えて、東洋医学的弁証によって異なる治療を行います。
胃腸の熱による便秘は、熱を取ることで排便を促します。
肝と脾の気の停滞による便秘は、緊張や旅行など精神的な因子によって症状が増悪します。
気を巡らせ、脾の機能を高める治療を行います。
肺と脾の気の不足による便秘は、排便後に疲労感・発汗・息切れを伴う場合があります。
気を補う治療によって改善を図ります。
脾と腎の冷えによる便秘は、夜間頻尿や手足・腰の冷えを伴います。
冷えが原因ですので、温める治療を中心に行います。
血や水分の不足による便秘は、便が硬くなります。
血と水分を補う治療を行うことで、排便しやすくします。
また、便意があるのに出ない状態であるテネスムス(裏急後重)も便秘の一種と捉えられます。
湿熱の停滞や気の停滞・不足によって引き起こされ、腹痛や疲労感を伴うこともあります。
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