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養生道 養生道

鍼灸師 毛利 陽介
毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師
  • 中和医療専門学校卒。
  • 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
  • 分子栄養学や認知行動療法を独学。
  • 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
  • 母校の南山大学で栄養講座を行う。

小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。

2021/10/20 (水)

便秘の原因と養生

便秘の90%は機能性便秘なので鍼灸治療のみでも改善可能ですが、残りの1割の鑑別をすることは大変重要です。

 

そのために、鍼灸院では問診などで情報を集めます。

 

現在の排便の状態だけでなく、食習慣・生活習慣・全身性疾患の有無・服用中の薬などについて詳しく聞いていきます。

 

便秘に嘔吐と腹痛を伴い、ガスも出ない場合は腸閉塞の可能性があるため、すぐに病院を受診する必要があります。

 

また、血便・黒い便・初めて経験する便秘・体重減少を伴う場合も、緊急ではありませんが、一度病院で検査を受けることを勧めます。

 

疾患や薬剤の影響がなければ、機能性の便秘と判断します。

 

機能性の便秘は過敏性腸症候群(IBS)・便回数減少型・排便困難型に分類されます。

 

IBSでは、腹痛や腹部不快感(膨満感)伴います。

 

便回数減少型では、便回数が減少し、硬い便が出ます。

 

排便困難型では、排便困難・残便感を生じます。

 

IBSと他の2つの型では改善方法に異なる部分があります。

 

便回数減少型と排便困難型には、食物繊維やオリゴ糖、マグネシウムの摂取は効果的です。

 

一方、IBSの場合は腹部膨満感を増悪させる可能性があるためこれらは不適です。

 

全ての便秘の改善方法に共通するのは、排便姿勢の改善です。

 

体を折り曲げる姿勢(考える人の姿勢)は直腸が真っ直ぐになり、排便しやすくなります(和式便所や足台の使用でも良い)。

 

また、腸温を高くすることも大切で、半身浴や適度な運動が効果的です。

 

因みに、便秘と肌荒れには関連性がほとんどない様です。

 

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