- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2022/2/2 (水)
目の症状と東洋医学
目の疲れは、肝血や腎陰の不足によって起こります。
鍼灸治療では、太衝や照海を補います。
首の凝りを伴う場合は、膀胱の経絡の気の停滞を考えます。
天柱などのツボを緩めることで改善します。
目のかすみは、心肝の血の不足や脾・腎の弱り、肝の気の停滞で生じます。
視力低下を伴う場合もあります。
目の痒みは、風熱や風寒の邪の侵入や血の不足で生じます。
血の不足は三陰交や膈兪などを使って補います。
羞明(まぶしい)は、風寒・風熱の邪の他、気や陰液が不足することによっても生じます。
流涙は、肝の経絡に邪が入るなどして生じ、風に当たると悪化します。
肝・腎の弱りによるものは、冷えで悪化します。
緑内障は肝・脾の失調による気・湿・熱の停滞、白内障は肝・腎の陰液の不足によって起こると考えます。
眼瞼下垂は、気の著しい不足や気血の停滞によって生じると考えます。
いずれの症状も、正しく病態を把握して治療することが大切です。
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