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養生道 養生道

鍼灸師 毛利 陽介
毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師
  • 中和医療専門学校卒。
  • 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
  • 分子栄養学や認知行動療法を独学。
  • 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
  • 母校の南山大学で栄養講座を行う。

小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。

2021/11/10 (水)

オーバートレーニング症候群の症状と段階

オーバートレーニング症候群ではパフォーマンス低下以外にも、様々な症状が見られる場合があります。

 

抑うつ・無気力・不眠などの精神科領域の症状を伴うことが特に多い様です。

 

他にも、食欲不振・摂食障害・体重減少・注意力の欠如・筋肉の凝りや怠さ・不安感などが見られる場合があります。

 

オーバートレーニング症候群と似たような症状を来すものに、気管支喘息・甲状腺疾患・副腎疾患・糖尿病・貧血などがあります。

 

これらの疾患を鑑別することも重要です。

 

オーバートレーニング症候群の兆候は徐々に現れます。

 

『運動と疲労の科学』では、以下の様に段階を分けています。

 

①低負荷→パフォーマンス向上はほぼなし(回復期間は不要)

 

②通常負荷→パフォーマンス向上(回復期間は1〜数日)

 

③ショートタームオーバーリーチング→パフォーマンスは一時的に低下(回復期間は数日〜数週間)

 

④エクストリームオーバーリーチング→パフォーマンスは停滞または低下し、疲労やその他の症状を伴う(回復期間は数週間〜数ヶ月)

 

⑤オーバートレーニング症候群→パフォーマンスは低下し、強い疲労やその他の症状を伴う(回復期間は数ヶ月以上)

 

早い段階で気づき、対処できれば早く回復することができます。

 

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