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養生道 養生道

鍼灸師 毛利 陽介
毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師
  • 中和医療専門学校卒。
  • 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
  • 分子栄養学や認知行動療法を独学。
  • 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
  • 母校の南山大学で栄養講座を行う。

小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。

2020/8/26 (水)

論拠

科学的研究にも使われる仮説演繹法には帰納を用いていますから、そこには根拠と結論の間に飛躍があります。

 

帰納では飛躍をゼロにすることは出来ませんが、飛躍が大きすぎることは問題です。

 

この飛躍を少なくするものが論拠です。

 

論拠とはつまり、根拠と結論を繋ぐ理由です。

 

例えば、根拠「彼は風邪を引いた」、結論「だから、今日は家で安静にしている」という論証があるとします。

 

この論証の飛躍を埋めるために、「安静にしていれば風邪は治る」「風邪は人にうつるので、家にいるべき」といった論拠が考えられます。

 

この様に、論拠を用いて論証の飛躍を埋めるわけですが、飛躍を段々小さくしていくと、帰納が演繹に近づいていきます。

 

つまり、帰納と演繹には明確に線引きはなく連続しており、論理的な正しさとはシロかクロに分けられるものでは無いと言えます。

 

同様に仮説演繹法を用いる科学的研究においても、科学的な正しさをシロかクロかはっきり決めることは難しく、グレーゾーンの中でどの程度「正しそうか」を判断していることになります。

 

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