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養生道 養生道

鍼灸師 毛利 陽介
毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師
  • 中和医療専門学校卒。
  • 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
  • 分子栄養学や認知行動療法を独学。
  • 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
  • 母校の南山大学で栄養講座を行う。

小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。

2021/11/28 (日)

スポーツにおける疲労と栄養⑤

2016年にジェフ・ヴォレク氏らが発表した研究では、エネルギー源としての脂質利用率が調べられています。

 

低脂肪高糖質グループ(炭水化物59%・脂質25%)では、運動前の脂質利用率は47%、運動中は56%でした。

 

一方、高脂肪低糖質グループ(炭水化物10%・脂質70%)では、運動前の脂質利用率は95%、運動中は88%でした。

 

従って、高脂肪低糖質食によって、エネルギー源としての脂質利用率が高まり、グリコーゲンの枯渇を防ぐことができます。

 

基本的には高強度の運動では脂質利用率は下がりますが、高脂肪低糖質食を行うことで高強度の運動でも脂質利用率が高まります。

 

但し、高脂肪低糖質食を始めると、初めの3〜4週間程度はパフォーマンスが低下することが多いとされています。

 

また、最大パワーは高脂肪低糖質食で低くなるとされ、瞬発系のアスリートでは合わない場合もあります。

 

タンパク質や鉄が不足している人では、高脂肪低糖質食で体調を崩すことがあるので注意が必要です。

 

個人で行う場合にはかなり注意して行う必要があると思います。

 

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