- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2021/10/19 (火)
便秘とは
「便や尿がしっかり出る」ことも、健康状態の指標の一つです。
慢性便秘症診療ガイドラインでは、「便秘とは、本来体外へ排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されています。
つまり、便の回数・量・性状だけでなく、本人が「快適に」排便できているかという本人の主観が重要視されています。
また、便秘の国際的な診断基準では、いきみ・硬便・残便感・排便困難感・排便介助が必要・排便回数の減少のうち、2つ以上あることが便秘の診断基準です。
ここでも残便感や排便困難感といった主観が重視されています。
便秘の原因の多く(90%)は明らかな原因が特定できない機能性の便秘ですが、中には何らかの疾患に伴うものや薬剤が関係するものもあります。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの大腸の炎症や腫瘍の他、甲状腺機能低下症や糖尿病などの全身性疾患も便秘を伴うことがあります。
薬剤では、降圧薬・利尿剤・抗精神薬などの中に、便秘を生じる可能性のあるものがあります。
鍼灸院に便秘の患者さんがみえた場合、まずはこれらの疾患の可能性を除外してから治療を行います。
因みに、宿便は医学的には大腸憩室などの疾患では起こりえますが、便が腸の壁にこびり付いていると言う様な一般的に言われる宿便はまずない様です。
つづく…
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