- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2021/5/6 (木)
東洋医学から見た痛みのメカニズム
七情・外邪・飲食・過労などの病因が五臓の失調や気血の不足を生じ、それが気血の循環障害を引き起こし、痛みを生じます。
また、病因が直接に気血の循環障害を引き起こす場合もあります。
例えば、寒邪の凝滞性や湿邪の粘滞性は、気血の循環を直接的に阻害します。
また、寒邪や湿邪が脾・腎の機能を低下させることにより、同様に気血の循環障害が起こります。
七情や飲食不節・過労も、それぞれ肝・脾・腎の機能を失調させ、気血の流れを滞らせます。
飲食不節や過労によって、気血が不足すれば、気血の停滞を引き起こします。
これらの原因による気血の循環障害が、痛みを引き起こします。
また、痛みには心神が密接に関わります。
心神が正常に働けば痛みを感じにくく、これが失調すれば痛みに対して過敏になります。
このメカニズムのどの段階にアプローチするか判断することは、治療において重要です。
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