
- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2021/8/12 (木)
定位と定性
病の原因が臓腑・経脈・経筋あるいは全身・局所など、どの部位(位置)にあるかという「定位」を明らかにすることは、治療を行う上で重要です。
同時に、病の性質である「定性」も同様に重要視します。
気・血・津液などの必要な物質の停滞や不足、風・熱・湿・燥・寒などの邪の侵襲や停滞などが、病の性質を決定します。
全身(定位)に気の不足(定性)があれば、疲労倦怠感・息切れ・じわじわと出る汗・無気力感・動くのが億劫といった状態になります。
臓腑の脾(定位)に湿が停滞(定性)すれば、食欲不振・下痢・胃もたれ・手足の重怠さ・浮腫などの症状が起こります。
肝の経脈(定位)に気が停滞(定性)すれば、頭頂部・脇・下腹部・膝の内側・足の親指などに張ったような痛みが生じます。
定位と定性を明らかにすることで、病の原因を判別し治療方針が決定できます。

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