- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2021/12/26 (日)
舌診②
以前のブログで、舌診では主に寒熱・水分状態・瘀血の状態について判断すると述べました。
正常な状態より、舌の色や苔の量に偏りがあれば、寒熱や水分状態に偏りがあると考えます。
因みに正常舌とは、「淡紅色、薄白苔、鮮やかで潤沢、適度な厚みと締まりがある」舌のことを指します。
舌の色や苔の状態に加えて、舌の形状も重要な情報です。
舌の側面に歯の痕がついていれば、気の不足や湿の停滞を考えます。
舌の表面にひび割れがあれば、陰液の不足などを考えます。
脈診と同じ様に、エリアごとの診方も重要です。
舌の先は主に、頭など身体の上の方や臓腑の心・肺の状態を表します。
舌の中央部は、腹部や臓腑の脾・胃の状態を表します。
舌の根本は、下半身や臓腑の腎・膀胱の状態を表します。
舌の側面は、身体の側面や臓腑の肝・胆の状態を表します。
例えば、舌の先の紅みが強ければ、顔や頭に熱が上っている可能性などを考えます。
実際の臨床では、他の診察法の情報と合わせて、病態を把握します。
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