鍼（はり）灸（きゅう）治療の流れ

1. 1問診・検査・体表観察

   問診は、医療面接とも言い、症状そのものについてだけでなく、症状によって日常生活で困っていることなども丁寧にお聞きします。検査は、現代医学的な病態把握に必要なバイタルサインや徒手検査などを行います。体表観察は、東洋医学的な病態把握に必要な舌診・脈診・全身ツボの触診などを行います。

   

   

   現代西洋医学の観点から

   疾患の有無の鑑別

   重大な疾患があり、鍼（はり）灸（きゅう）治療のみでは改善しないと判断したときは、かかりつけの病院・診療所・クリニックへの受診をお勧めする場合もあります。

   組織・部位の鑑別

   症状の原因を、皮膚・神経・筋肉・骨・関節・椎間板・靭帯・内臓などに分類して、治療部位を選択します。

   東洋医学の観点から

   

   この4要素のアンバランスが心身の不調につながります。それぞれの症状・お身体の状態に最も有効な経穴・ツボを選択し、鍼（はり）灸（きゅう）治療でこれを調整します。

2. 2鍼（はり）灸（きゅう）治療

   衛生的かつ安全で、鍼（はり）の数を極力少なくすることで、心地よい治療を心掛けています。症状を取り除くことはもちろん、全身の調整も同時に行います。また、毛利治療院の鍼（はり）治療では、刺入がとてもスムーズなセイリン社製ディスポーザブル（使い捨て）鍼（はり）を使用。さらに患者さんにリラックスしていただくために、肌触りが心地いい今治タオルや、しっとりと柔らかなロフテー枕などを使用しています。

   

3. 3説明・養生指導

   鍼（はり）・灸（きゅう）の治療後、分子栄養学に基づいた食事養生を中心に、日常での身体のケアについて説明いたします。