- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2022/5/18 (水)
痛みの緩和
『はりきゅう理論』には、鍼灸の治療効果として、痛みの緩和・血行促進・筋緊張緩和・内臓(循環器・消化器・泌尿器など)の機能障害および症状の改善、の4つが挙げられています。
鍼灸による痛みの緩和には、交感神経系の抑制・筋循環の改善・筋緊張緩和・内因性痛覚抑制系の働きなどが関わっています。
内因性痛覚抑制系は、全身的に働く全身性鎮痛、脊髄分節というエリアごとに働く脊髄分節性鎮痛、刺激部位に限局して働く末梢性鎮痛に大別されます。
鍼灸刺激が痛みを緩和するのには複数の機序が関与しています。
全身性鎮痛のうちの広汎性侵害抑制調節や脊髄分節性鎮痛は、刺激開始直後から効果が現れますが、刺激終了後までは持続しないとされています。
全身性鎮痛のうちの下行性痛覚抑制系や末梢性鎮痛は、効果が現れるまでに時間がかかる一方で、効果は長く持続するとされています。
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