- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2021/3/4 (木)
ツボの反応
当院の鍼灸治療では、ツボの反応を重視して診察・治療を行なっています。
身体の状態がツボの反応として反映され、ツボへの刺激が身体の状態を変えます。
そのため、ツボの反応が診察ポイントであり治療ポイントとなります。
ツボの診察は望診と切診によって行います。
望診では、ツボの膨隆や陥凹・色・湿疹や産毛・毛穴の状態を確認します。
切診では、硬さや弾力・潤い、軟弱・弛緩・緊張・硬結・発汗・乾燥・冷え・熱感・滑らかさ・ざらつき・湿り気などを確認します。
圧痛もツボの反応の一つです。
正常な弾力や潤い・温度を失っているツボを反応が出ていると捉えます。
気血津液が不足していると、ツボに毛穴の開き・発汗・軟弱・弛緩などの反応が出ます。
気血や邪気が停滞していると、ツボに緊張・硬結・膨隆などの反応が出ます。
不足や停滞を起こしているものの種類によって、反応の種類や反応の出るツボが変わります。
例えば、湿が停滞すると、豊隆・陰陵泉・胃兪などのツボに、粘り気のある緊張や硬結の反応が出ます。
これらのツボの反応に対して、鍼や灸を用いて適切な刺激を与えることでツボの反応を変化させ、治療効果を発揮するのが東洋医学的鍼灸治療です。
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