- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2021/3/19 (金)
舌診
舌診は、舌の色や形・動きを診る診察法です。
四診の中では、望診に分類されます。
舌の状態からは様々なことが分かりますが、主に寒熱・水分状態・瘀血の状態について判断します。
寒熱は舌の色で判断します。
淡紅舌と呼ばれる、淡いピンク色が正常です。
それよりも紅みが強ければ熱傾向、白っぽければ冷えに傾いていると判断します。
苔の色も寒熱を表し、白い苔は正常または冷え、黄色い苔は熱を示します。
但し、コーヒーや飴による着色で黄色に見えることもあるので注意が必要です。
水分状態は苔の状態で判断します。
正常な苔は舌の表面が見える程度に薄くついています。
苔が分厚く、湿潤していれば、水分が停滞していると考えます。
反対に苔がなく、乾燥していれば、水分が不足していると考えます。
瘀血の状態は舌の裏の舌下静脈の状態で判断します。
静脈が太く・長く・枝分かれが多いほど、瘀血が停滞していると考えます。
問診や脈診など他の診察と合わせて判断しますから、舌の状態だけでは決まりませんが、とても有力な情報の一つです。
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