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養生道

毛利陽介 資格：はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師

中和医療専門学校卒。
大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術（診察・治療）・知識（東洋医学・現代医学）を学ぶ。
分子栄養学や認知行動療法を独学。
名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
母校の南山大学で栄養講座を行う。

小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。

2020/12/5 (土)

鍼灸の効果と副作用②

鍼灸治療や漢方薬は副作用がないと言われています。

しかし、鍼灸治療後に体調が悪くなることがあります。

その原因のひとつに、好転反応（瞑眩反応）があります。

これは、治療の過程で一時的に起こる身体反応のことで、「症状の改善が現れる前の一時的な悪化であり、3〜4日ほど持続することが多い」と漢方の世界では説明されています。

だるさ・ほてり・眠気などを感じることが多く、発熱・下痢・咳・症状の悪化などが起こることもあります。

筋緊張の緩和などにより、蓄積していた老廃物が血液中に流れ出ることが主な原因だと考えられています。

しかし、いくら良くなる過程で起こる一時的な症状であっても、患者さんとしては避けたいものであるはずです。

治療者としては、治療効果と瞑眩反応の程度を天秤にかけて、患者さんと相談の上治療しなければなりません。

また、事前の説明も不可欠です。

一人ひとりに合った治療を行うことで、できるだけ瞑眩反応を少なくし、その上で出現しそうな瞑眩反応を予測して説明する必要があると考えています。

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