- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2020/11/3 (火)
ホメオスタシスとは
慢性炎症を抑えるフィードバック機構はホメオスタシスによって制御されています。
ホメオスタシスは恒常性とも言い、生物がその内部環境を一定の状態に保ち続ける性質のことを指します。
温度や湿度などの外部環境が変化しても、体温や血圧といった内部環境がほぼ一定に保たれるのはこの性質によるものです。
ホメオスタシスは自律神経やホルモンによって調整されています。
従って、これらが乱れると恒常性にも乱れが生じます。
免疫も恒常性によりコントロールされており、これが過剰になるとアレルギーや自己免疫疾患に、低下すると感染症に罹りやすくなります。
自律神経やホルモン・免疫・血流を整える鍼灸治療は、ホメオスタシスを調整しているとも言えます。
私自身も、患者さんの自己治癒力を引き出す意識で治療を行います。
適切な治療を行えば、その人の身体が勝手に治してくれるのです。
食事養生にも、この考え方は適用できます。
体内ではタンパク質などの栄養を使って、身体の組織を作っては壊し(同化と異化)を繰り返しています。
これをターンオーバーと言い、例えば皮膚は1〜2ヶ月、腸の組織は1〜3日で入れ替わります。
この様に「一定の状態を保つ」といっても細胞は随時入れ替わっています。
これを動的平衡と言います。
一見、何も変わっていない様に見えても、内部では目まぐるしく動いて、その平衡を保っているのです。
つまり、必要な栄養を毎日摂らなければ、ホメオスタシスや動的平衡は保つことができないのです。
カレンダー
月別一覧
- 2023年
-
12月 (31)
11月 (30)
10月 (29)
9月 (21)
8月 (14)
7月 (1)
6月 (30)
5月 (31)
4月 (30)
3月 (31)
2月 (28)
1月 (31)
- 2022年
-
12月 (31)
11月 (30)
10月 (31)
9月 (30)
8月 (31)
7月 (31)
6月 (30)
5月 (31)
4月 (30)
3月 (31)
2月 (28)
1月 (31)
カテゴリ一覧
- 楽健−ラクケン− (9)
- 7つの養生 (67)
- ポジティヴヘルス (14)
- 東洋医学 (140)
- 西洋医学 (50)
- 食事養生 (43)
- セルフケア (42)
- スポーツ (101)
- 科学 (7)
- 子ども (34)
- ストレスマネジメント (40)
- 免疫 (24)
- 臓腑経絡・解剖生理 (67)
- 本・勉強 (94)
- 社会的処方 (11)
- トレーニング (13)
- 量子力学 (9)
- 認知行動療法 (13)
- ツボ(経穴) (20)
- 診察法 (17)
- 教育心理学 (14)
- スポーツ鬼ごっこ (8)
- 非認知能力 (28)
- コーディネーション能力 (12)
- SDGs (8)
- 臨床 (117)
- 症状別 (195)
- 痛み (49)
- 鍼灸研修会知足 (7)
- オススメ本 (23)
- 楽しいから始まる健康 (101)
- パーソナルトレーニング (13)
- その他 (97)
最近の記事
- 2024/11/24(日)
鍼灸のスポーツへの効果 - 2024/11/23(土)
鍼と灸の効果の違い - 2024/11/22(金)
鍼灸の効果 - 2024/11/21(木)
なぜ体が凝るのか - 2024/11/19(火)
背骨の動き