- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2020/10/27 (火)
下痢の原因と治療
下痢とは、水分の多い液状の便を排出する状態を言います。
通常の便の水分量は50〜70%ですが、軟便・泥状便では80〜90%、水様便では90%以上になります。
急激に発症し1〜2週間以内に消失するものは急性、2〜3週間以上にわたって持続あるいは間欠的に続くものは慢性に分類されます。
急性と慢性では治療の目的が異なります。
急性ではウイルスなどを身体から排出する反応ですから、下痢を止めるのではなく、まずは出してしまう様にします。
その後、消耗した栄養や水分を補う必要があります。
慢性の場合は、下痢の根本原因にアプローチして下痢を止めることを目的とします。
下痢の原因として多いのは感染性胃腸炎と過敏性腸症候群です。
感染性胃腸炎は急性の下痢で、原因となるウイルスや細菌によって、発症までの時間が異なります。
1時間前に食べた物が原因である場合もあれば、1週間前に食べた物が原因である場合もあります。
東洋医学では、急性下痢は寒湿や湿熱の邪気が胃に入った状態と考え、邪気を排出する治療を行います。
豊隆・陰陵泉・上巨虚などのツボを使います。
過敏性腸症候群(IBS)は慢性の下痢で、ストレスなどで悪化します。
炎症や腫瘍などの器質的原因が見つからないのが特徴です。
機能性消化不良(FD)でも、器質的原因がなく、腹痛・吐き気・胸焼け・胃部不快感を生じます。
東洋医学では、IBSやFDの多くは肝と脾の問題と考え、太衝・太白・肝兪・脾兪などのツボを使って治療します。
他にも脾や腎の弱り・陽気の不足で下痢を生じることもあり、疲労や冷えで悪化します。
これらは脾や腎の陽気を補う治療を行うことで症状を改善します。
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