- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2021/1/21 (木)
認知行動療法
全人的な治療法の一つに、認知行動療法があります。
認知行動療法は、慢性痛や不眠症・精神疾患などに対する効果的な治療法の一つです。
認知行動療法で最も重視することは、患者さん自身の治療への積極的な関わりです。
例えば、痛みは自らコントロール可能です。
少し前のブログでも書いた通り、人間の身体には下行性抑制系という、痛みを抑制する機構が備わっています。
この機構が活性化すれば痛みは和らぎ、働きが低下すれば痛みを強く感じます。
認知行動療法では、この機構を活性化させる方法を提示し、患者さん自身に実行してもらいます。
そのため、「痛みは自らコントロール可能」であることを信じることが第一に重要なことなのです。
また、痛み以外の症状についても、その症状を自分でコントロールできると信じることが重要です。
東洋医学的な治療でも、症状そのものではなく身体全体に目を向け、根本原因に対してアプローチすることを重視します。
治療者はあくまで治癒の手助けを行い、実際に治すのは自分自身であるという自覚が、良い治療結果を生みます。
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