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養生道

毛利陽介 資格：はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師

中和医療専門学校卒。
大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術（診察・治療）・知識（東洋医学・現代医学）を学ぶ。
分子栄養学や認知行動療法を独学。
名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
母校の南山大学で栄養講座を行う。

小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。

2025/1/13 (月)

会話をし学ぶことで変容していく

参与観察はブロニスワフ・マリノフスキが編み出したとされる、実地に出かけ内部に入って様々な出来事に参加（参与）しながら観察を行う手法です。

現在の人類学においても非常に重要な手法として受け継がれています。

文化相対主義はフランツ・ボアズに由来する世界観あるいは心構えで、あらゆる文化は対等であるという主張です。

人類学が生み出した概念の中でも特に世界に強い影響を与えたとされています。

ティム・インゴルドは『人類学とは何か』で、参与観察と文化相対主義に対する正しい理解が、人類学に対する正しい理解に繋がるという趣旨の著述をしています。

参与観察はデータ収集の方法ではなく、ともに学ぶ方法であり、文化相対主義は無条件の受容ではなく、寛大かつ批判的な精神をもって会話に加わるスタンスである、というのがインゴルドの考えです。

それが、他者をカテゴリー分けしたり説明したりするのではなく、会話をし学ぶことで変容していくことが、人類学の務めであるという主張に繋がります。

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