- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2024/9/21 (土)
『明日の子供たち』
有川浩『明日の子供たち』(幻冬舎、2018年)
児童養護施設の新米職員である主人公は初出勤早々、子どもたちの靴箱を整理していると、「余計なことをしないで」と先輩職員に叱責されます。
この物語は、当時高校生の児童養護施設入居者が著者に「児童養護施設のことを小説にして欲しい!」と熱い手紙を送ったことがきっかけで作られました。
この物語の主人公の様に、悪意がなくても何かを「知らない」ことで誰かを困らせたり傷つけたりしてしまうことがあります。
これは、「知ろうとする努力」と「知ってもらう努力」によって解消することができると考えています。
著者に手紙を送った方は、「知らないことを責めることはできない。でも、世の中の人にきちんと児童養護施設のことを知ってほしい。どうすれば正しく知ってもらえるのか」と考えて自分の好きな作家に手紙を送ることを思いついたそうです。
この物語では、「知ろうとすること」、「知ってもらおうとすること」、そして「その先のこと」について様々な角度から描いています。
また物語の中で、「自分の人生は一回だけなのに、ご本を読んだら、本の中にある人の人生もたくさん見せてもらえるでしょ。」という施設長の言葉が出てきます。
自分の想像力が及ばないことでも物語として味わうことで擬似体験できることは、本を読む醍醐味の一つです。
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