- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2022/1/8 (土)
個人と分人
開かれた社会によって一般的信頼が高まり、協力によってコミュニティの中にある知識が活かされます。
そこでは対人関係が生じますが、アドラーが「あらゆる悩みは対人関係の悩みである」と言うように、悩みや不安も同時に生まれます。
平野啓一郎氏が導入した「分人」という概念は、その悩みに対処する助けになるものだと思います。
「分人」とは、人間(の人格)を分けられるものとみなす概念です。
一方、人間を分けられない存在とみなすのが、「個人」という概念です。
個人の概念では、ただ一つの人格(本当の自分)があり、その時々で色んな仮面をかぶりキャラを演じている(表面上の自分)、と考えます。
対して分人の概念では、一人の人間の中に家庭での分人・職場での分人・友だちとの分人など複数ある分人すべてが「本当の自分」である、と考えます。
分人の概念を導入することは、対人関係について考える上で有効な点が多いと考えています。
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