- 毛利 陽介
資格 : はり師 / きゅう師 / あん摩マッサージ指圧師 -
- 中和医療専門学校卒。
- 大阪や名古屋の治療院や勉強会で技術(診察・治療)・知識(東洋医学・現代医学)を学ぶ。
- 分子栄養学や認知行動療法を独学。
- 名古屋市中区の少年サッカーチームでコーチとして活動し、スポーツメディカルにも関わる。
- 母校の南山大学で栄養講座を行う。
小学生でサッカーを始め、現在も続けています。趣味は、サッカーをはじめ、スポーツ、運動、読書、勉強。また、休日は山・森・川などに出掛け、自然にふれあうことで、日頃のストレスから開放され、リラックスしています。
2020/11/6 (金)
食事養生のポイント②
前回の続きです。
③栄養を消化吸収する能力を高める
必要な栄養を摂っても、吸収されなければ意味がありません。
タンパク質をしっかり摂ったとしても、吸収されるのは4分の1程度とも言われています。
タンパク質や腸内環境に関わる食品は消化吸収能力にとっても重要ですから、①・②ともオーバーラップします。
加えて、東洋医学では脾・胃の機能を高めるために、以下の様な養生が必要だと考えられています。
・よく噛んで食べる
・適度な運動をする
・雑念を去る
また、鍼灸治療では太白・足三里・脾兪・胃兪・中脘などのツボを使って消化吸収能力を高めます。
④栄養を全身に届ける
吸収された栄養は全身に運ばれることでその役割を果たします。
栄養を全身に運ぶには、血流を良くする必要があります。
アルギニンとシトルリンは一酸化窒素産出し、血管拡張させることで血流を良くします。
アルギニンとシトルリンはアミノ酸の一種で、アルギニンは条件下必須アミノ酸(怪我・感染など特定の条件下で必須となるアミノ酸)に含まれます。
いずれも肉・ナッツ・大豆・エビなどに多く含まれます。
必要に応じてサプリメントを使用しても良いでしょう。
運動や入浴などで身体を温めることも効果的です。
東洋医学では、気血の巡りを良くすることが血流改善に繋がると考えます。
鍼灸治療では、合谷・太衝・肝兪・三陰交・膈兪などのツボを使って血流改善を目指します。
⑤不適切な物は極力摂らない
添加物や果糖を極力控えることも大切です。
薬もできるだけ減らしたいですが、自己判断で減らすのではなく、必ず医師に相談しましょう。
カレンダー
月別一覧
- 2023年
-
12月 (31)
11月 (30)
10月 (29)
9月 (21)
8月 (14)
7月 (1)
6月 (30)
5月 (31)
4月 (30)
3月 (31)
2月 (28)
1月 (31)
- 2022年
-
12月 (31)
11月 (30)
10月 (31)
9月 (30)
8月 (31)
7月 (31)
6月 (30)
5月 (31)
4月 (30)
3月 (31)
2月 (28)
1月 (31)
カテゴリ一覧
- 楽健−ラクケン− (9)
- 7つの養生 (67)
- ポジティヴヘルス (14)
- 東洋医学 (140)
- 西洋医学 (50)
- 食事養生 (43)
- セルフケア (42)
- スポーツ (101)
- 科学 (7)
- 子ども (34)
- ストレスマネジメント (40)
- 免疫 (24)
- 臓腑経絡・解剖生理 (67)
- 本・勉強 (94)
- 社会的処方 (11)
- トレーニング (13)
- 量子力学 (9)
- 認知行動療法 (13)
- ツボ(経穴) (20)
- 診察法 (17)
- 教育心理学 (14)
- スポーツ鬼ごっこ (8)
- 非認知能力 (28)
- コーディネーション能力 (12)
- SDGs (8)
- 臨床 (117)
- 症状別 (195)
- 痛み (49)
- 鍼灸研修会知足 (7)
- オススメ本 (23)
- 楽しいから始まる健康 (101)
- パーソナルトレーニング (13)
- その他 (97)
最近の記事
- 2024/11/24(日)
鍼灸のスポーツへの効果 - 2024/11/23(土)
鍼と灸の効果の違い - 2024/11/22(金)
鍼灸の効果 - 2024/11/21(木)
なぜ体が凝るのか - 2024/11/19(火)
背骨の動き